「眞子さまの言葉は癒し」=110周年式典参加者に感想聞く

小西さん

小西さん

 110周年記念式典に参列した参加者の声を会場で拾った。家族で来ていた小西ジューリオ武雄さん(60、二世)=サンパウロ市在住=は、「眞子さまのお言葉は、僕らに癒しを与えてくれた。ブラジルに暮らしている僕らのことを、日本の人たちは忘れていないんだと思わせてくれたんだ」としみじみ語った。

夫と出席した肥田さん(右)

夫と出席した肥田さん(右)

 ボトゥカツから参加した肥田文子さん(70、長野県)は、「『結』からは驚きと感動を感じました。このようなレベルのものがブラジルで観られるとは思っていませんでした。着物など全てが洗練されていて、以前よりも日本が近くなったことを感じました」とのこと。
 さらに「眞子さまのご挨拶には、今までブラジルにいらした皇室の方々に幼い頃からブラジルの話を聞いて育っていて、ブラジルを知りたいという気持ちがあることを感じました。皇室とブラジル日系人との長い関係を感じるお言葉でした」と感心した様子。
 ブラジリアから来た日本語教師の小笠原愛子さん(77、三世)は「眞子さまはとてもお綺麗でした」と惚れ惚れしていた。
 12歳のとき家族でサンパウロ市から400キロ離れたオウリニョス市に移住した服部省三さん(68、長野県)は「50年前は、どの家でも御真影を飾っていた。いまはめったに無いよね」としみじみ。「眞子さまがブラジルに来たことを、日本のメディアが取り上げれば、日本の人がブラジルを知るきっかけになる。日伯交流の意味でも、眞子さまのご来伯には大きな意味がある」と話した。