東西南北

 25日のブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、サンパウロ州では、2035年に高齢者(60歳以上)の数が子ども(14歳以下)を上回る見込みだという。現状では高齢者が約1900万人で子どもが約4400万人だが、それがわずか17年で逆転すると言われても実感がわかない。だが、統計上ではそうなるのだという。さらに2060年には、65歳以上が約5800万人、14歳以下の約3300万人になるという。こうした少子高齢化は先進国特有な問題だと思っていたが、ブラジルもそこに追いつくということか。その頃にはブラジルは一体、どんな国になっているのだろう。
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 ウルグアイ政府が発表したところによると、24日夜、同国のプンタ・デル・エステ市で、リオ・グランデ・ド・スル在住の44歳のブラジル人女性と、彼女の4歳になる娘が、アパートの21階から転落して死亡したという。同国警察によると、この女性は夫と共に休暇をとり、ウルグアイに住む親戚のアパートに宿泊していたという。事件は夫が買い物で家を空けている間に起きており、転落の理由は明らかにされていない。だが、アパートの落下防止用のネットには穴が開いており、現地の警察も自殺との見解を口にしている。
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 監督交代の激しさで有名なブラジル・サッカー界だが、23日のサントスのジャイール・ヴェントゥラ監督に続き、26日はパルメイラスのロジェール・マシャド監督も解任となった。「チームの成績が落ちて来た」というのが解任理由だという。パルメイラスは2013年以降、監督を1年間続けられた人がひとりもいない状態だ。