下地衆議四世ビザ説明会=5日「新制度の概要と展望」

昨年7月に説明会を開いた下地衆議

昨年7月に説明会を開いた下地衆議

 7月から施行開始となった四世ビザ制度導入の道筋を開いた、日本の下地幹郎衆議院議員による説明会「日系四世受入れのための新制度の概要と展望」が5日(日)午後4時から、文協貴賓室(Rua Sao Joaquim, 381)で開催される。日系主要5団体及び国外就労者情報援護センター共催、入場無料。
 下地衆議による政策説明会はこれで2回目。昨年7月の説明会では、言語要件、年齢制限を設けないなど非常に積極的な構想が語られ、多くの期待が寄せられていた。だが、法務省の省令として施行された現行制度は、当初の構想とはかけ離れた厳しい条件が付けられた内容となっている。
 訪日手続きにあたっては、日系四世受入れサポーターが必要となることに加え、30歳迄の年齢制限や家族帯同不可。入国時及び在留期間更新時の日語能力が要求されるほか、滞在期間は最長で5年間となっており、かなりハードルが高いのが現状だ。
 案内のために来社した永井康之CIATE専務理事、中島エドアルド文協事務局長は「下地衆議が現行制度をどのように評価しているかを伺うと同時に、日系社会の率直な思いを伝え、国政に反映させてもらう機会にもなる。ぜひ奮ってご参加を」と呼びかけた。入場開始は午後3時半から。