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「ジウマ罷免」に傷をつけないためにも

16年3月、ジウマ大統領罷免審議の際のジャナイーナ氏とレアレ氏(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

16年3月、ジウマ大統領罷免審議の際のジャナイーナ氏とレアレ氏(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

 7月31日、エーリオ・ビクード弁護士が亡くなった。2016年のジウマ前大統領の罷免請求を作成した主要弁護士だ▼コラム子自身もそうだったが、あのジウマ氏の罷免はあくまで「腐敗権力の打破」であったことを望んでいる。キャンペーンで対抗馬に卑劣な言葉ばかりを吐き、選挙当初から不正が疑われるような状態で当選し、二期目の政権がはじまってみたらラヴァ・ジャットでの労働者党(PT)での疑惑が次々と明るみになり、国の財政は出口の見えない不況に転落。さらには、逮捕されそうになったルーラ氏を権力を使って助けようとまでした。いくらジウマ氏自身の直接的な罷免の理由が「財政管理法」というわかりにくいものだったとは言え、支持率もどん底まで落ち込んだジウマ氏の大統領継続は、国民の目線で見ても支持しがたいものになっていた

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