岡山県人会=豪雨被害の母県に募金、収益寄付=フェイジョアーダ会、19日

来社したみなさん

来社したみなさん

 岡山県人会(角南美佐子会長)は「支援フェイジョアーダ会」を19日午前11時から、同県人会館(Rua da Gloria, 730, Liberdade)で開催する。先月の西日本豪雨で被害を受けた母県に、売上げから材料費を差し引いた収益全額を寄付する。来月中旬まで義援金を募っている。
 西日本豪雨による岡山県内の死者数は61人にのぼり、今も多くの被災者が避難生活を余儀なくされている。同県人会は恒例の「桃太郎フェイジョアーダ会」をすでに6月に行ったが、母県のために急きょ特別開催することに決めた。
 森西カルロス副会長、婦人部部長の岡美恵子さん、会計の松酒(まつざけ)・イナーシオ・昌三さんが1日、その案内のために来社した。
 森西副会長は「西日本豪雨のことはブラジルでも報じられた。岡山は主に被害を受けた県のひとつで、皆で何かしなくてはいけないと話し合った」と話す。
 岡さんは「6月のフェイジョアーダ会、7月の日本祭りと立て続けで大変だったけど、私たちの気持ちを届けたい」と力強く語った。フェイジョアーダは35レで食べ放題、飲み物付き。アルコール類は別料金。300人分が用意される。
 また義援金も来月中旬まで募っており、フェイジョアーダ会の収益とあわせて岡山県庁に送金される。寄付は口座振込みと現金で受付けている。口座番号は以下の通り。《BANCO SANTANDER (033), Agencia – 0995, CONTA 13000142-2, CNPJ 51.159.697/0001-89》。現金の場合は岡山県人会(Rua da Gloria, 730, Liberdade)に午前9時から午後1時の間に持っていくこと。問合せは、同県人会(11・3207・3487)まで。