歌で綴る移民110年の歩み=「日本人の心の歌」19日

来社した一行

来社した一行

 グループ・フレンズ(蛯原忠雄会長)主催の「第18回日本人の心の歌チャリティーショー」が19日(日)午前10時から、サンパウロ市の文協大講堂(Rua Sao Joaquim, 381)で行われる。入場料は35レ。

 今年のテーマは「歌で綴るブラジル日本移民110年の歩み」。グループ・フレンズのオーケストラ生演奏で、テーマに沿って選ばれた69曲の名曲をコロニア歌手が心を込めて披露する。

 出場歌手のなかには、コロニア初の「プロ歌手」といわれる菊地悦子さんをはじめ、小野幸子さん、棚原邦弘さん、平田信玄さんら実力者が勢ぞろい。最年少では9歳の藤瀬リヴィアさんや、第一回目から出演する安斉アメリアさん、山口瑞枝さんの姿も。

 例年、曲が作られた時代の背景を情感込めて解説する道康二さんの司会も好評で、毎年満員御礼になるほど。今公演の収益は、子供の園に寄付される。

 案内に来社した一行は、「もともと高齢移住者に少しでも楽しんでもらいたいと思って始めたショー。一世が減るなか、未だ健在で遠方から来てくれる人も多い。どんなに時代が流れても、色褪せることのない胸を打つ名曲ばかり。ぜひ皆に喜んでもらえれば」と来場を呼びかけた。

 入場券は文協、太陽堂書店などで販売中。