《マリエーレリオ市議殺害事件》リオ州検察、連邦警察の協力に肯定的な姿勢を見せる

一向に進まない事件解明に遺族の我慢も限界に達しつつある(Lula Marques)

一向に進まない事件解明に遺族の我慢も限界に達しつつある(Lula Marques)

 リオ州検察局のエドゥアルド・グセン局長は17日、ラウル・ジュングマン治安相宛に、「現在リオ州直接統治の執政官として赴任しているブラガ・ネット陸軍大将の正式要請付きならば」との条件付きで、「今年3月にリオ市議会のマリエーレ・フランコ市議とその運転手アンデルソン・ゴメス氏が殺された事件の捜査に連邦警察が参加することに賛同する」との公式書簡を送った。

 書簡では、「これは、基本的に州内部の犯罪の捜査や、捜査を統括し、調査結果に基づいて裁く州司法の権限を国に移すものではない」とも強調されている。

 リオ州には現在、今年2月に出された治安部門限定の連邦政府直接統治令(IF)により、ブラガ・ネット陸軍大将が執政官として赴任している。書簡には「執政官であるブラガ・ネット大将とそのスタッフが、事件の捜査に連邦警察の協力が必要だと判断したならば、ネット将軍の名の下で必要な手続きを行えばよい」と書かれている。

 この書簡はリオ州検察が16日夜に公開した。ただし、ジュングマン治安相は公開の数時間前、訪問先のサルバドールで、「リオ州検察とリオ州市警はどちらも、マリエーレ事件の捜査に連邦警察が協力することを拒否している」と語っていた。(17日付アジェンシア・ブラジルより)