東西南北

 大統領選もそろそろ本格的になりつつある昨今だが、調査団体CNT/MDAが発表した最新世論調査だと、ルーラ氏の支持率が37・3%で、2位のジャイール・ボルソナロ氏の18・8%に倍近い大差をつけて1位となった。これはルーラ氏の出馬登録が行われた直後のアンケートだったことが大きく、同団体の前回の調査よりも5ポイントも上がっていた。ルーラ氏の出馬の可否はまだ不明だし、ボルソナロ氏の放送時間はほとんどないが、政見放送開始前の段階では、これが世間の支持率の現状のようだ。9月になったら、支持率は果たしてどうなるのか。このままで終わるとはとても思えないが。

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 16日夜、サンパウロ市南部ジャルジン・サンルイスで、私服の29歳の軍警が車を運転中、2人組に強盗を予告されるが、銃で応対したため、銃撃戦に発展。強盗の1人は死亡し、もうひとりは逃げたが、警察に御用となった。軍警は背中を撃たれたが、車で病院に直行して手術を受けて無事だった。ただ、ここで問題になるのは、軍警がアプリ・サービスのタクシーを運転中だったこと。現在、警察は、この軍警の副業の疑いを調査中だ。

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 18日未明、大サンパウロ市圏グアルーリョスで18歳の少年の運転する車がトラックに激突。乗車していた、いずれも16~18歳の少年4人と少女1人が死亡した。この車は午前4時30分頃、オタヴィオ・ブラガ・デ・メスキータ大通りを時速160キロにも達する猛スピードで走っていたが、コントロールを失って、反対車線に飛び込み、向かってきたトラックに衝突したという。