東西南北

 サンパウロ市が発表したところによると、今年の1月から7月までに路上に乗り捨てられ、回収された自動車が1万台以上あったという。その台数は1万2157台。前年同期の7819台より55%も増えている。乗り捨てが最も多かった場所は南部イピランガの1402台で、北部のヴィラ・マリア1109台、西部のブタンタン810台と続いている。専門家はこの増加の理由を、市内の廃車サービスの不行き届きに加え、近年の経済危機により、自動車を維持して所有し続けるのが困難になった人が増えたからではと分析している。なお、乗り捨てによる罰金は1万8421・20レアルかかる。

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 28日のサッカーのリベルタドーレス杯。サントスはパカエンブー・スタジアムでのインデペンディエンテ戦を2試合連続で0―0で引き分けたものの、出場違反選手を前戦で出場させた処罰として、相手に3点が加えられたために敗退した。一方、昨年優勝のグレミオは対エストゥディアンテス戦で敗色濃厚だったが、ロスタイムで2試合合計スコアで3―3の同点に追いついた後、PK戦を5―3でものにし、昨年に続き、準々決勝に進出。2連覇への望みをつないでいる。

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 アマゾナス州やロライマ州で流行し、他州にも拡大しつつある麻疹(はしか、サランポ)だが、サンパウロ州でも2人目の感染者が確認された。この感染者はアマゾナス州マナウスに住んでいた20代の女性で、サンパウロ州には引っ越してきていた。8月は1~4歳児を対象に麻疹も含む予防接種キャンペーンが行われているが、成人も接種できるので対策を。