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■訃報■与那嶺清照さん

 「パンコ」ブランドの食料品で有名な製菓企業「ルーア・ノーバ社」創業者の与那嶺清照さんが28日午後、サンパウロ市南部のサンルイス病院で老衰のため亡くなった。享年91。同日、サンパウロ市ベラ・ヴィスタ区のフネラル・ホームで葬儀が行われ、翌29日にクアルタ・パラーダ墓地で埋葬された。

 1927年6月5日、沖縄県出身。37年、12歳のときに家族とともにジュキア線ミラカツー市管内に入植し、バナナの歩合作に従事した。

 製菓所に就職したのをきっかけに自身でも製菓の製造・販売を始め、52年にサンパウロ市東部ヴィラ・レー区にルーア・ノーバ社の前身を設立した。

 同社サイトによれば、社名は日本語の「パン粉」に由来する。以降、同社は家族経営を続け、現在はパン、ビスケット、麺などの工場を有す大事業に発展している。

 

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