大耳小耳

 月刊『ピンドラーマ』9月号が刊行された。「せきらら難民レポート」(おおうらともこ)では、ベネズエラ難民の厳しい祖国での生活ぶりが伺える。《5、6時間スーパーの外の行列に並んで購入できるのは、ある週はパスタ一袋だけ、翌週は鶏肉ひとつだけ》《卵1ダースは最低賃金の3倍、闇市は盛んだったが、庶民の賃金ではおよそ手に届きがたいものだった》とある。驚いたことに、ベ国ではチャベス政権になってから子供と妊婦には最低賃金が支給されるようになった。そのおかげで《若年層の精神を「働かなくてもいい」という考えてしまった》とか。そんなべ国を今も賛辞する労働者党(PT)が、政権に居続けなくてよかった?! 同誌がほしい人はコジロー出版(11・3277・4121、ed.kojiro@gmail.com)まで。