ブラジル人選手が全米OPテニス青年の部制覇=18歳のチアゴ・ウイルジ

 テニスの世界4大大会(グランドスラム)のひとつ、全米オープンテニスで、チアゴ・ウイルジ(18)が、ブラジル人選手では初となる男子青年の部での優勝を果たした。9日付現地サイトが報じている。
 パラナ州出身のウイルジは、9日の決勝戦でロレンツォ・ムセッティ(イタリア)を6―1、2―6、6―2の、セット・カウント2対1で破り、優勝を飾った。
 この大会でのウイルジは第6シードとして臨んだが、準決勝で第1シードの曾俊欣(台湾)を2―0のストレートで下して勢いにのった。
 ウイルジは既にプロとしての契約を交わしており、サンパウロやリオのプロの大会にも出場している。
 ブラジル人テニス選手がグランドスラムの決勝に進出するのはこれで6人目だ。優勝を飾ったのは、2010年の全豪オープンを制したチアゴ・フェルナンデス以来となる。
 今回の全米オープン・テニスでは女子シングルスの部で、日本人の母親を持つ20歳の大坂なおみが、世界ランキング1位のセレーナ・ウィリアムズを下し、世界的な話題となっている。