東西南北

 サンパウロ州ボイトゥーヴァで22日、23歳の父親と3歳と1歳の2人の息子が、林の中で首を吊って死んでいるのが見つかった。この父親は20日、妻から別れ話を切り出され、激しく抵抗したという。その後、父親は保育園に預けていたグスターヴォちゃんとベルナルドちゃんという名の息子2人を迎えに行ったが、そこから行方不明になっていたという。父親には麻薬取引の前科があり、さらに行方不明になった当日にロープを買っていたことも確認されている。父親が精神的にかなり不安定だったことはわかるが、幼い命を巻き添えにしたことは許されない行為だ。妻のショックを思うといたたまれない。
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 サッカーの全国選手権、首位サンパウロは22日、本拠地で12位のアメリカMGに痛恨の引き分け。取りたかった勝ち点は1点に終わった。だが、追うインテルナシオナルも、23日の対コリンチャンス戦を1―1で引き分けたため、サンパウロが引き続き首位に立った。だが、同じく23日の試合で、パルメイラスがスポルチに1―0で勝利し、インテルを抜いて2位に浮上。サンパウロとの勝ち点も1点差と、かなりのデッドヒートになってきている。
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 20日、サンパウロ市東部ペーニャ区のモーテルで、軍警と麻薬密売者らの銃撃戦が発生した。この撃ち合いで犯罪集団の2人が死亡。8人が逮捕され、370キロの大麻、5台の車に9ミリ口径と40ミリ口径の二つの銃を押収した。このモーテルはパラグアイから密輸した大麻の保管場所として使われており、犯罪者や押収物は、国際犯罪扱いで連警に引き渡された。