画家で僧侶の久保光雲さん個展=ブラジルでは初、11月23日から

久保光雲さん

久保光雲さん

 サンパウロ市在住の画家で僧侶の久保光雲さんが『個展:仏様に出遇う喜び』を、市内の画廊(Rua dos Franceses, 153, Morro dos Ingleses)で11月23日から28日まで開催する。
 久保さんは京都市立芸術大学で陶芸を専攻。卒業後、陶器のみならず画家としての活動も本格化し、関西、仙台、アメリカで個展を行なってきた。仏教においては龍谷大学大学院で浄土真宗を学び、2015年に開教使(西本願寺の海外布教師)として家族で渡伯してきた。仏教をテーマにして主に水彩の抽象画を制作。当地での個展は初となる。
 今回の展示では、約30点の作品がお披露目される。また絵だけでなく、仏教について分かりやすく説明する法話や、参加型アートセラピー(絵で感情を表現するワーク)も行われる。
 ブラジル初の個展について久保さんは「絵を見ることで一人でも喜びを感じてもらったり、仏教に興味をもってもらえたら嬉しい」と意気込みを語った。
 開場は午前11時~午後7時。11月23日はオープニングパーティーが行われる。問い合わせは久保さん(11・96502・2302)まで。