《ブラジル》バイア州=大統領選をめぐり刺殺事件=ハダジ支持のカポエラ師犠牲に

 バイア州で8日午前3時頃、大統領選に関して口論となったカポエラ師が、相手にナイフで刺されて殺される事件が起きた。8日付現地サイトが報じている。
 殺されたのは「モア・ド・カテンデー」の名で知られるロムアウド・ロザーリオ・ダ・コスタ氏(63、以下、カテンデー)で、現場は、バイア州サルバドール市のヴァスコ・ダ・ガマ大通りにあるバーだった。
 証言者によると、カテンデー氏は、「ボルソナロ!」と叫びながらバーに入って来た男と、議論になり、自分はフェルナンド・ハダジ氏に投票したと話し、ジャイール・ボルソナロ氏に対する批判を展開したという。
 すると、その男が腹をたて、自宅に帰って刃物を取ると、現場に戻り、背後からカテンデー氏に襲いかかり、背中を12回刺したという。それを制止しようとしたカテンデー氏の友人も負傷した。
 犯人はナイフを持ったまま自宅に逃げ帰ったが、血の跡を追った警察が自宅トイレに隠れているのをみつけ、逮捕した。犯人は衣類を入れたカバンを用意し、逃げようとしていたという。