ブラジリア=日語普及協会がスピコン開催=41人が参加、自由題で発表

参加者の皆さん

参加者の皆さん

 ブラジリア日本語普及協会(三分一貴美子理事長)が先月6日、移民110周年記念『ブラジリア日本語スピーチコンテスト』を開催した。同コンテストには41人が出場し、集まった120人の前で自由題の作文を堂々と発表した。昨年まで国際交流基金が開催していた全伯大会が中止になり、今年から同協会が主催する。後援はフェアンブラ・カンポ社。
 三分一理事長は主催者挨拶で「110周年の記念の年にブラジリア大会の一回目も開催される。今日は生徒が日夜勉学に励んできた証」と語り、発表者を鼓舞した。
 また、山田彰駐伯大使も祝辞を述べ、「言葉の勉強の良いところは頑張るほど成果が出てくるところ。今日は皆さんの日々の努力の成果を拝見できることを楽しみにしてきた」と語った。
 ブラジリア大会では成人の部の1~3位、ジュニア部門の1位が受賞者となる。また各部審査員特別賞が設けられた。
 成人の部優勝者の坪井カレン理恵さんは「受賞したのは先生や家族などのおかげ。これからも勉強を続けたい。もしかしたら、いつか先生になるかもしれません」と今後の日語学習に意欲を見せた。
 ジュニア部門で優勝した西畑愛梅さんは「練習など本当に頑張ったが、舞台ではとても緊張した。本当に嬉しい」と優勝を喜んだ。
 入賞者は以下の通り。【成人の部】▼1位=坪井理恵カレンさん「現代社会でのペットの重要性」▼2位=山西カリナ幸さん「日本での大切な思い出」▼3位=坪井元宏エリキ「日本の鉄道」▼審査員特別賞=ルーカス・アラウジョ・バチスタ、ルシアナ・リウ・ルー「中村俊輔選手」【ジュニア部門】▼優勝=西原愛梅「隠れたサイン」▼審査員特別賞=ツジモト・レゼンダ・ナルミ「将来の夢」