東西南北

 今年から、毎年恒例の夏時間の開始日が、従来の10月第2日曜から11月第1日曜に変わる。夏時間は1931年に導入された、歴史の古いものだが、昨年の大統領令で開始日が変更された。今後は、昨年までより2週間、開始日が後ろにずれる(終了日は2月第3日曜で変わらず)こととなった。今年の場合、国家高等教育試験(ENEM)の実施日が重なるので実施を後ろにずらすとの説もあったが、航空業界などから苦情が出て、11月4日からの開始となった。また、この変更に対応できてなかった携帯電話も実際に存在し、TIM社の携帯電話では15日未明に突如夏時間設定となる機種が相次ぐなどの混乱も生じていた。
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 13日より、地下鉄5号線は終日、1号線、2号線と連結運行するようになった。15日からは一般市民の通勤日、通学日としての利用が本格的にはじまったが、まだ慣れない利用者から苦情が相次いでいるという。最も多いのは「乗り継ぎの乗り場の位置がわかりづらい」というもの。とりわけサンタクルス駅では、エスカレーターを何度か乗り継がねばならない。ただ、ピニェイロス駅での乗り換えほど距離はないので、慣れの問題でもあるか。
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 今日17日はサッカーのブラジル杯の決勝第2試合、コリンチャンス対クルゼイロが、サンパウロ市イタケロン・スタジアムで行われる。第1試合を0―1で落としているコリンチャンスは、この本拠地戦で逆転優勝を狙っている。今季は全国選手権での順位が良くないため、ここで優勝してリベルタドーレス杯進出を決めたいところだ。