レヴィー・クルピ氏がアトレチコ・ミネイロ監督に=5度目の指揮で来期のリベルタ杯出場権確保目指す

5度目のアトレチコ・ミネイロ指揮となるレヴィー・クルピ氏(Bruno Cantini/Clube Atletico Mineiro)

5度目のアトレチコ・ミネイロ指揮となるレヴィー・クルピ氏(Bruno Cantini/Clube Atletico Mineiro)

 ミナス州ベロ・オリゾンテ市に本拠を置く、アトレチコ・ミネイロが17日、レヴィー・クルピ氏の新監督就任を発表した。
 昨年はサントスFCの監督を務め、今年初めから日本のガンバ大阪の監督に就任するも、成績不振で7月に解任されていたクルピ氏は、これで5度目のアトレチコ・ミネイロ監督就任となる。
 クルピ氏は就任会見の席で、「今のアトレチコ・ミネイロのレベルなら、タイトル取得は決して無理難題ではない。私自身もタイトルを取ったことがあるが、タイトル取得はすばらしいし、感動的だ。タイトル取得は金銭的な問題ではない。誇りと感動の問題であって、それらはお金には置き換えられない。私と共に働く選手たちにも同じ思いを持って欲しい。結果を出すために、我々は団結しなくてはいけない。全国選手権の残り試合で選手たちがどんな仕事をしてくれるか、どんな結果を出してくれるかを見てみたい。もう既に、頭の中には来週やってみたいことがいくつかある」と語った。
 前任のチアゴ・ラルギ氏の解任が発表されたのは17日だが、その前から、クルピ氏とアトレチコ・ミネイロの会長セルジオ・セッテ・カマラ氏は、クルピ氏の自宅があるクリチーバ市で会合を持っていた。正式合意はラルギ氏解任が公式発表された直後だった。
 クルピ氏は、「自分にも何度も同じ事が起きた。現任者を解任する前に後任のあてをつけておくのは当たり前の事」と語った。
 2013年にロナウジーニョを擁し、リベルタドーレス杯を制したこともあるアトレチコ・ミネイロは、クルゼイロと並ぶミナス州の名門だ。また、クルピ氏は、2014年のブラジル杯優勝の時、監督を務めた経験がある。
 同チームは現在、国内リーグの全国選手権で6位に位置しており、来年のリベルタドーレス杯予備戦からの出場となる6位キープは至上命題だ。だが、クルピ氏には、予備戦なしでリベルタドーレス杯本戦からの出場となる4位浮上への期待がかけられている。
 クルピ氏の契約期間は2019年末までだが、カマラ会長は自らの任期末となる2020年までの指揮を望んでいる事を否定しなかった。(18日付グローボ・エスポルテより)