大耳小耳

 正派ブラジル筝の会・生田流正派は昨年、8人の会員で日本の国立劇場で行なわれた唯是震一三回忌追善演奏会に出席し、「酒歌」の演奏に参加したとか。ブラジルからの参加に、日本の家元も喜んでいたそうだ。「酒歌」は本演奏会でも発表される。また、北原会長が教えた名取3人の生徒は本演奏会初参加だそうだ。筝奏者もブラジル内に増加中?
     ◎
 16日付けの本欄で、サンパウロ州立バスヌンガ公園内の樹齢3千年になるジュキチバー・ロザ樹について紹介した。ところが、昨年同園を訪問した読者から「樹齢3千年は誤りで、実際は600年だったと係員から説明を受けた」との指摘があった。調べて見たところ、UOLサイト17年10月10付に詳しい説明があった。同サイトによると、以前の調査では年輪の数から樹齢3千年と判断されていた。だが、USPピラシカーバ農大森林科学部の年輪研究に詳しいマリオ・トマゼロ・フィリョ研究所長によれば、熱帯樹木には実際の樹齢を遥かに超える偽りの年輪ができることが殆んどだとか。このジュキチバー・ロザ樹の実樹齢は約560年だと指摘している。いずれにしてもブラジル発見以前の古木であることに変わりはなさそう。