《ブラジルサッカー》2部リーグ、サンベント所属のMFダニエル・フレイタス殺害=死因は刺殺、遺体に拷問跡も

 ブラジル全国選手権2部のサンベント(サンパウロ州ソロカバ市本拠)所属のミッドフィールダー、ダニエル・コレア・フレイタス(24)が殺害され、死体がパラナ州サンジョゼ・ドス・ピニャイス市で27日午後に発見された。
 ミナス州ジュイス・デ・フォーラ市に生まれたダニエルは、同州の名門クルゼイロの育成チームに入り、19歳だった2013年に、リオのボタフォゴでプロデビューを果たした。2015年にサンパウロFCに移籍するも、レギュラーを奪えず、17年からレンタル移籍を繰り返し、今年後半からサンベントに移籍。これまで公式戦2試合に出場していた。
 遺体の鑑識を行った法医学研究所によると、ダニエルは刃物で刺されて死亡したという。また、遺体には局部切断など、拷問された跡があったという。
 レンタル先のサンベントは、ダニエルの死を悼むとともに、遺族への連帯の意を示した。また、契約上の所属チーム、サンパウロFC、彼が育成チームの時期を過ごしたクルゼイロ、プロデビューを飾ったボタフォゴ、昨年所属していたコリチーバ、今年前半まで所属していたポンチ・プレッタなどもダニエルの死を悼む声明を発表している。(28日グローボ・エスポルテ、29日コレイオ、同ガゼッタ・エスポルチーヴァより)