秋の叙勲＝全伯から大挙１７氏受章＝多分野で表彰、近年最多か＝邦人７人と外国人１０人

　ブラジル日本移民１１０周年である今年、日本政府は今月３日付で『平成３０年秋の叙勲』として、ブラジルからは近年では最多と見られる邦人７人、外国人１０人の計１７人の受章者を発表した。（以下、敬称略）

【邦人叙勲】

◎高橋實（９４）＝旭日双光章＝ブラジリア日伯文化協会老人会会長。連邦区において野球・ソフトボール普及や高齢者活動を盛り上げ、日系社会活性化に貢献。

 

 

 

 

 

◎貞方賢彦（７６）＝旭日双光章＝元ブラジルヤクルト商工(株)代表取締役社長。ブラジルヤクルト商工（株）設立メンバーとして同社発展のみならず、ブラジル日本商工会議所会頭として進出企業支援に貢献。

 

 

 

 

 

◎元山光男（８９）＝旭日双光章＝元アラサツーバ日伯文化協会会長。日本語モデル校、太鼓部の創設に携わり、日本語及び日本文化普及に尽力。ノロエステ連合日伯文化協会でも副会長を務め、地域の連携強化に貢献。

 

 

 

 

 

◎石井千秋（７７）＝旭日単光章＝柔道家。伯柔道界初となる五輪メダルを獲得。現役引退後は自身の道場において、選手育成に努めた。

 

 

 

 

 

 

◎安見清（７８）＝旭日単光章＝ペトロポリス日系協会会長。同市における対日理解向上及び日伯文化交流に貢献。

 

 

 

 

 

 

◎宮本倫克（７５）＝旭日単光章＝元エフィジェニオ・デ・サーレス移住地自治会会長。移住地を超えた交流を図り、日系人の地位向上に貢献。

 

 

 

 

 

 

◎丸岡義夫（７１）＝旭日双光章＝元汎アマゾニア日伯協会会長。アマゾニア日伯文化交流センター建築に貢献した他、周年祭典事業等を成功に導いた。

 

 

 

 

 

【外国人叙勲】

◎タエ・スズキ（７３）＝旭日中綬章＝元サンパウロ大学日本文化研究所所長。国内外の名門大学で４０年以上に亘り、日本語普及に寄与。

 

 

 

 

 

 

◎梅田寛ワルデマル（６６）＝旭日双光章＝現ブラジリア連邦区日伯文化体育娯楽協会会長。連邦区日系団体で要職を歴任。同会長就任以来、非日系人含む地域住民間、また現地行政と日系社会の連携強化に貢献。

 

 

 

 

 

◎西尾義弘ロベルト（７５）＝旭日双光章＝伯日文化社会統合協会会長。同会において日系団体の諸活動を支援する他、宮坂国人財団にて日系団体の活動支援、日伯文化交流促進に尽力している。

 

 

 

 

 

◎岩原勝一（８５）＝旭日単光章＝元サンパウロ日伯援護協会常任理事。スザノ・イペランジャホーム経営委員長として高齢者の生活環境改善に尽力、日系及び在留邦人の福祉向上に貢献した。

 

 

 

 

 

◎有田久雄（７３）＝旭日中綬章＝元国立産業財産権庁長官。ブラジルにおける日本の知的財産の保護及び知的財産分野における日伯間の交流の促進に貢献。

 

 

 

 

 

◎金城芳光ロベルト（７１）＝旭日双光章＝元ロンドリーナ市議会議員。ロンドリーナの日系団体で要職を歴任し、日系人の地位向上及び日伯間の相互理解の促進に寄与。

 

 

 

 

 

◎原清ルイ（６６）＝旭日双光章＝クリチバ日伯文化援護協会会長。日伯間の友好親善及び相互理解の促進に寄与。

 

 

 

 

 

 

◎テレーザ・ミホコ・ミウラ（６３）＝瑞宝双光章＝元在クリチバ総領事館現地職員。在外公館活動に寄与した。

 

 

 

 

 

 

◎オギバウダ・デバイ・ソウザ・トーレス（８０）＝旭日双光章＝バイア州伯日文化協会会長。同会創立に貢献し、日伯修好百周年記念で日伯友好親善の促進に貢献。

 

 

 

 

 

 

◎長井忠雄（８３）＝旭日双光章＝元ペルナンブコ柔道連盟会長。同連盟を創設し、レシフェ市だけでなくペルナンブコ州全体における柔道普及に貢献した。