オイスカ、クーニャで植樹=総領事、コチア青年らも協力

植樹をする野口総領事

植樹をする野口総領事

 NGO「オイスカインターナショナル」(中野良子総裁)とオイスカ・ブラジル総局(高木ラウル会長)が17、18日の2日間、サンパウロ州クーニャ市で植樹を行った。同団体の渡邉忠副総裁、中野総裁代理の大橋美智子さんのほか、17日は野口泰在聖総領事、コチア青年連絡協議会、亜国、パラグアイの日系団体からも約40人の参加があった。2日間で約1万5千本が植樹された。
 オイスカはブラジル、州政府の植林目標に協力し、昨年から同地への植樹をはじめた。今年からはオイスカ伯支部による『世界を繋ぐ友情の森』プロジェクトとして実施している。日系企業などからの協力を募り、2020年までに50万本の植樹を目指している。
 野口総領事は「オイスカの活動に敬意を表するとともに、他の国からの協力にも感謝する」と語った。アルゼンチン拓殖組合理事長の文野和義さん、パラグアイのイグアス移住地オイスカ支部長の松永真一さん、同移住地日本人会の比嘉正勝元会長なども挨拶を述べた。
 昨年も植樹に参加した文野さん(70、山口県)は「昨年の苗が予想よりも残っていて驚いた。禿山となった土地に自然が再生してくれると嬉しい」と期待した。
 コチア青年連絡協議会は親睦旅行の一環として昨年から植樹プロジェクトに協力している。一行は来年の協力も約束し、同地を後にした。

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 オイスカの植樹プロジェクトに参加したコチア青年連絡協議会は当日、リオ州パラチー市の境にあるホテル・ファゼンダ・ウエムラ(R. Salvador Paceti, s/n, Cunha)に宿泊した。山中の同ホテルではカラオケやテーブルゲーム、釣りを楽しむことができるほか、日本人にはたまらない岩、木、露天風呂も。部屋や食事処に置かれた家具は、ホテル主の上村さんの手作り。シングル部屋1人1泊577レ、ダブルが837レとなる。朝夕食付き。宿泊希望の方は(12・3111・5252)まで。