荒井商事=「カシャサを次のブームに!」=カシャサ協会と協働で普及

(左から)古川主任とヤマト商事の山上正幸さん

(左から)古川主任とヤマト商事の山上正幸さん

 ガラナ・アンタルチカを日本で独占販売する総合商社『荒井商事株式会社』(荒井亮三代表取締役社長、本社=神奈川県平塚市)は、日本カシャサ協会(佐藤裕紀会長)と協働し、日本でカシャサの普及を図っている。
 カシャサは、世界で3番目に多く生産されている蒸留酒。同社は約10年前から、ブラジルのヤマト商事を通じて、日本でカシャサを販売している。同協会は、カシャサの認知、普及、定着を目的として16年12月に設立。セミナーや試飲会、イベントなどを開催しており、同社もその活動を後押ししてきた。
 先月25日に来社した同社海外事業部の古川マユミ主任によれば、より一層の普及のためにカシャサソムリエの資格制度設計を同協会は考案中。その情報収集のために当地を視察に訪れた。
 古川主任は「カシャサを使った代表的なカクテルであるカイピリーニャを中心に紹介しているが、本場ブラジルで使われるライムや、砂糖黍で出来た砂糖は日本では少ない」と課題を挙げる一方で、「酒類業界ではハイボールやモヒートブームも萎みつつあり、市場では新たなブームとなるものが求められている。そこにカシャサが入り込めれば面白いのではないか」と期待を寄せた。
 なお、問合せは、同協会(http://cachaca-japan.jp/)まで。