東西南北

 5日付アゴラ紙によると、サンパウロ市西部マルジナル・ピニェイロスの高架橋に2メートルのズレが生じた11月15日の事故以来、市内の渋滞が38%悪化しているという。ズレの生じた部分に関しては、完全な復旧の見通しが立つまで、コースの変更を余儀なくされており、混乱はしばらく収まりそうにない。また、サンパウロ市はこのたび、北部のマルジナル・チエテと連結しているリモン橋の通行止めを命じた。こちらは11月20日にアスファルトに1メートルほどのヒビが入ったためだ。通行停止期間のメドは3週間だという。渋滞が起こるのは避けられないが、この際、市内の橋はしっかり点検してもらった方がよいのでは。
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 5日、サンパウロ市地下鉄で、女性の下着を隠し撮りしようとしたとして、24歳の男性が逮捕された。この男性はタクシー運転手で、同日午前8時30分頃、3号線のアニャンガバウー駅とレプブリカ駅の間で、32歳の女性の足元に自分のカバンを置き、中に置いた携帯電話で、ひざ上丈のスカートをはいた女性の下着を録画していたという。近くにいた男性がこれに気付いて通報したことで、御用となった。
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 昨今、デモが多い世の中だが、ボリビアでは6日、同国内の主要都市八つでストとデモが行われた。理由は、憲法改正が行われ、エヴォ・モラレス大統領の大統領選再出馬が認められたことに反対したものだ。2006年に大統領に就任したエヴォ氏は、既に3期当選。19年10月の選挙で4期目、もう5年、大統領の座を狙っているが、さすがに長すぎか。