ジャパン・ハウス(マルセロ・マトア・アラウジョ館長)は、空間藝術の企画展「次元(dimension)」が9日に終了するのに伴って、19日から新展示「犬のための建築(Architecture for dogs)」が開催される。これはJH総合プロデューサーの原研哉氏がデザインしたもので、犬の尺度で建築を捉えなおすことで、新たな建築 ...
続きを読む »1月 2019の記事一覧
コロニア語考=移民の知恵=中田みちよ=(3)
つぎに全選集中、複数回使用されているコロニア語を挙げると、 *食事・炊事・飲み物に関するもの アルモッソ、コジーニャ、ジャンタール、トマカフェー、メーザ、 ファッカ、レイテ、ピンガ、 *作業・道具に関するもの エンシャーダ、トラトール、サッコ、カマラーダ、コロノ、 マルミッタ、ママデーラ、 *衣服に関するもの カルサ、カミーザ ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(26)
そして1908年6月18日、笠戸丸がサントスに入港した。ブラジル初めての正式な移民が下船したのだ。781名の契約労働者と12人の自由渡航者だった。793人の先駆者のうち324人が沖縄出身だった。1914年まで9回にわたってサントスに着いている。総計1万4892人で、771人が沖縄生まれの人間である。 この陰には、移住事業を盛 ...
続きを読む »ボルソナロ新内閣が発足=「政治家より国民のために尽くす」=古く澱んだ池に澄んだ大量の水=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
1月1日、うす曇りの首都ブラジリアで各界要人列席の下、ジャイール・ボルソナロ氏の第38代大統領の就任式が無事挙行されました。全国各地から11万人もの国民がこれに参集し、三権の広場は大衆の祝福の言葉で満たされました。 翌2日には各省庁の実務を遂行する新閣僚たちも正式に任命され、旧来とは別の清新メンバーによる内閣が発足しました。 ...
続きを読む »怨念が生んだ新政権の背景探る=29年目のジンクスは当たるか=ジャニオ、コーロル、ボルソナロ
「なぜ、そんな兆しさえなかったブラジルで、極右政権が誕生したのか」と問われたとしたら、「ルサンチマン(積もり積もった怨念)」と「ブラジル選挙の29年のジンクス」の2つが起こした〃時代的な化学反応〃を理由にあげる。この二つの事象は、いかにして窓際下院議員、陸軍予備役少佐、ジャイール・ボルソナロ氏を大統領へと導いたのだろうか。 P ...
続きを読む »あけましておめでとうございます
皆様、あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。 2017年10月にサンパウロに着任し2回目のお正月を迎えております。2018年は私にとって初めて1年間を通してサンパウロで生活し、勤務した年になりました。 昨年を振り返ってまず思い出されるのは、何と言っても日本人ブラ ...
続きを読む »新政権下での日ブラジル関係の発展を目指して
新年明けましておめでとうございます。 本年は、ブラジルで新しい政権が誕生し、ブラジルも一つの新しい時代に入った、との思いがします。 昨2018年は、日本人移住110周年の記念すべき年に当たり、各地で様々な記念イベントが開催されました。3月には、皇太子殿下が世界水フォーラムに出席し、講演を行うため、ブラジリアを来訪されました ...
続きを読む »「男がピンク着て、女が青着て、悪い?」=新人権相に皮肉を込めたプロテスト
ブラジルの芸能人やネットの界隈では年始早々から、早くもボルソナロ新政権に対する新たなプロテストが流行りはじめている。それは、男性が赤、ないしはピンクの服を着、女性が青の服を着る、というものだ。 事の発端は、就任したばかりの女性家庭人権相のダマレス・アウヴェス氏の発言に反抗を示したものだ。ジャイール・ボルソナロ極右政権下で人権 ...
続きを読む »《ブラジル》ボルソナロ大統領=受給開始年齢の私案を披露=他の詳細にはほぼ触れず=既に「手ぬるい」との批判も
ボルソナロ大統領(Marcos Correa/PR) 大統領就任後初めてのインタビューに応じたボルソナロ大統領(社会自由党・PSL)は3日、年金受給開始の最低年齢を男性62歳、女性57歳からとするという私案を披露したと4日付現地各紙が報じた。 テメル前政権が作成し、一昨年に下院投票直前までこぎつけるも、棚上げになっていた社会 ...
続きを読む »元サンパウロ市市長=カサビがサンパウロ州総務局長を休職=正式公示された翌日に=昨年末に汚職で家宅捜索受ける
カサビ氏(José Cruz/Agência Brasil) サンパウロ州は3日、同州総務局長に就任したばかりの、前科学技術相で元サンパウロ市市長のジルベルト・カサビ氏(社会民主党・PSD)の休職を発表した。「贈収賄工作などの疑惑を晴らすため」だという。4日付現地紙サイトが報じている。 カサビ氏はテメル前政権の閣僚からジョア ...
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