和歌山県人会(谷口ジョゼー眞一郎会長)の定期総会、臨時総会、新年懇親会が先月10日に同会館で開催され、会員ら79人が出席した。 はじめに「和歌山県民歌」の合唱後、1月28日に亡くなった前会長の木原好規氏へ黙祷が捧げられた。 続いて、18年度の会計報告と事業計画、19年度の会計報告と事業計画全てが拍手で承認された。役員改選で ...
続きを読む »2019年3月12日の記事一覧
■訃報■吉永正義さん
アマゾン地方やペルー日系社会と長年交流を続けてきた福岡市在住の吉永正義さんが、3日、市内病院にて癌のため亡くなった。享年79。 吉永さんは、北九州市出身。拓殖大学在学時の62年に学移連第3次南米実習調査団として渡伯。帰国後は、北九州市でコーヒー会社経営や地元青年会議所の理事長を務め、これまでに39回南米を訪問した。 過去5 ...
続きを読む »大耳小耳
蜂鳥誌友会(富重久子編集兼発行人)の俳誌『蜂鳥』345号が編集部に送られてきた。《春雷は忍者のごとし四方より》(井上人栄)には、まったく共感。今年は「雨、雨、雨、ときどき雷」の日が異様に多い。人知れず忍び寄って突然、稲光が光り、バケツをひっくり返したような驟雨。「忍者のごとし」とはよく言ったもの。《炎天にエーマが群れる大豆畑》 ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第四部=ドラマの町バストス=外山 脩=(26)
水本の奇跡 1960年代半ば過ぎ、バンデイランテ産組もその出張所も消えたが、バストスの養鶏産業は興隆期に入っていた。さらに先に触れた様に、かつて鶏飼いを手伝っていた子供たちが成人になる頃から、規模を急拡大するグランジャが、次々現れた。なお「養鶏場」は、その頃から「グランジャ」と表現される様になって行った。本稿でも、以下、そ ...
続きを読む »特別寄稿=ブラジルに於ける日系人社会=消えていく日本人会、その後に残るものは=ブラジル和歌山県人会=会長 谷口ジョゼー眞一郎
まず予め注意しておきますがこの一文は私の視点であり、異なった見解をもつ者がいてもおかしくない。しかし、ここに記した文章は架空の論で無く私自身の生涯で体験した証言である。 ブラジルに移住した日本人は戦前、戦後含めておそらく25万人強と推定されている。初代の日本人移民はこの新天地で生き延びるため相互扶助しながら開拓地を耕し、組合 ...
続きを読む »県人会は一世と共に滅びるべきなのか?
47都道府県人会はいつまで揃っているのか――ブラジル日本都道府県人会連合会の役員会の呼びかけで2月23日に行われた「京都会の昼食会」を取材しながら、そう考え込んだ。 その時、鹿児島県人会の上園モニカみちえ会長は「ブラジルは世界で唯一47都道府県すべての会が揃っている。ハワイや北米も県人会はたくさんあるが、全部揃っているのはこ ...
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