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2019年4月3日の記事一覧

飛瀬さん、大阪研修から帰国=「祖父母の苦労を知った」

 大阪サンパウロ(聖)姉妹都市協会(吉川秀隆会長)の招致で2月22日から約2週間訪日していた飛瀬(とばせ)マリア・ジュリアさん(21、三世)が帰伯し、研修を終えた報告のために来社した。  飛瀬さんは昨月11日に帰国。日本滞在中は大阪府を中心に東京、京都、兵庫、岡山などを訪問した。大阪大学の見学や弁護士事務所の視察、ホームステイ、 ...

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JICA=聖出張所に3人が新任=佐久田、長谷川、野本3氏

 JICAブラジル事務所サンパウロ出張所に3月から着任している3人が挨拶のため来社した。  総務経理担当所員の佐久田朝親(ともちか)さん(47)は、「アルゼンチン生まれで12歳から日本育ち。母国語がスペイン語で、第1外国語が英語、第2外国語が日本語」という変わった経歴を持つ。  もともと銀行に勤めていたが、02年にJICAへ転職 ...

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大阪=本格ブラジル産珈琲豆で勝負=自家焙煎店ドッセグラオン

 サンパウロ市で「ジョイア・ロレーナ石井宝石店」を経営していた戦後移民・石井賢治社長の次男フェルナンドさんが、大阪・京橋にスペシャリティコーヒー専門の自家焙煎店「Doce Grão(ドッセグラオン)」(大阪府大阪市城東区新喜多1丁目4―18―103)を開いた。  その生産地域だけの風味特性を持つコーヒー「スペシャリティコーヒー」 ...

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最後の日系文学、第61号刊行

 最後の『ブラジル日系文学』第61号(発行者=武本憲二、編集者=中田みちよ)が3月に刊行された。  今号では武本由夫特集号として、特別寄稿『「武本文学賞」創設前後―その知られざる背景―』(伊那宏)を掲載。三十六年間継続した武本文学賞の創設時の思い出を紹介。“難産”の末に生まれた同文学賞の始まりからこれまでを辿る。また、日系人のう ...

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大耳小耳

 1938年に創刊した短歌誌『椰子樹』(椰子樹社、多田邦治代表)の第380号が3月に刊行された。イビウナの瀬尾正弘さんの「元祖となりぬ」10作の先頭には《それぞれに大望いだき移住せしコチア青年二千五百人》。たしかに子孫からすれば、一世は全員元祖だ。《移民老い縦書読者消え失せてついに倒産日語新聞》《亡くなれば貴重な蔵書贈与され盛ん ...

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連載小説=臣民=――正輝、バンザイ――=保久原淳次ジョージ・原作=中田みちよ・古川恵子共訳=(75)

 1926年、日本政府が沖縄人の移民枠を削減したとき、翁長助成はサンパウロ州の各地に散在する同郷の有力者によびかけ沖縄協会を結成し、その初代会長となった。会の目的は政府の移民枠削減をくつがえすことにあった。  夜中までつづく集会はリベルダーデ区のホテル東京館で行われた。ホテルの所有者は中村梁三郎という人物で、やはり沖縄人だった。 ...

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