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2019年4月5日の記事一覧

東西南北

 昨年の大統領選後、ボルソナロ氏が、医療プログラム「マイス・メジコス」に参加する医師の採用基準を見直すと言いはじめ、キューバ人医師が大量に引き上げたため、昨年の12月から今年1月に、7120人のブラジル人医師がその穴を急遽埋めたと報じられた。だが、この3カ月間で、少なくとも1052人が辞めたことがわかった。キューバ人医師の撤退後 ...

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カタギリ下議=「麻生副総理から前向きな返答」=四世ビザ要件緩和が進展か?!=外務省交流事業の初訪日で

 日系若手政治家のキム・カタギリ連邦下議(DEM)は、日本国外務省が実施する「中南米対日理解促進交流事業・ジュントス」を通じて、3月8~19日にかけて初訪日した。政府機関や企業、在日ブラジル人社会を視察するなど見識を広めた。ジョルナル・ニッパク紙によれば、麻生太郎副総理兼財務大臣と面会した同下議は、「四世ビザについて非常に前向き ...

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山本和憲、新里善和2氏に栄誉=クリチバで外務大臣表彰伝達式

 在クリチバ日本国総領事館(木村元総領事)は3月30日夜7時、総領事公邸で外務大臣表彰伝達式を行った。サンタカタリーナ州のラーモス日伯文化協会顧問の山本和憲さんと、サンタカタリーナ日系協会連盟元会長の新里エリジオ善和さんが、それぞれの親族や友人10人ずつに囲まれ祝福された。  最初に木村総領事が受賞者を紹介。「一昨年のラーモス桜 ...

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金子謙一さん個展、5月末まで=移住59年間の歩みを展示

 画家の金子謙一さん(84、神奈川県)が移住59年間に描いた作品の展示会「VEREDAS(小道)」を今月4日から5月30日まで、サンパウロ市セントロにある郵便局文化センター(Av. São João, s/nº, Vale do Anhangabaú)で開催している。入場無料。開催時間は、月曜日から金曜日の午前10時から午後5時 ...

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文協選挙はこれでいい?

 ブラジル日本文化福祉協会の評議員が、先月30日の総会で候補者87人の中から75人が選ばれた。来伯して日が浅い記者には今ひとつ仕組みが分からない。  とくに気になったのが、当選者リストに「法人」(団体)と「個人」が同列に並んでいることだ。とても違和感を覚える。普通は別々のカテゴリーではないか。  だいたい、その団体が文協の評議員 ...

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大耳小耳

 3日、ペルー・リマの国会で、日本人移住120周年記念式典が行われた。これを皮切りに祭典事業が開始される。ペルー移民はブラジルよりも歴史が古く、集団移住が始まったのは1899年4月3日。同日は両国の友好の日と制定されており、毎年、国会で式典が開かれているという。当日は、今年7月に眞子内親王殿下がペルー、ボリビアのご訪問を検討され ...

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連載小説=臣民=――正輝、バンザイ――=保久原淳次ジョージ・原作=中田みちよ・古川恵子共訳=(77)

 「たらいを洗って、そばにおいて」  「タオルをもってきて」  こうやって、正輝を助手に1934年10月30日の夜、房子は長男を産んだ。  正輝は「男だ」と叫んで、子どもをとりあげると、妻がいっておいたとおり母体と子どもの体をつないでいる臍帯を消毒しておいたハサミで体から2本指ぐらいのところを切った。新生児を素早く布でぬぐい、妻 ...

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