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4月 2019の記事一覧

東西南北

 この週末は、3月31日を巡る議論でブラジルの世論が二分された。一方では、ブラジルを代表するベストセラー作家のパウロ・コエーリョが、これまでほとんど公に語って来なかった、軍政下で拷問を受けた過去を告白するなど、軍政時代の新たな証言がメディアに上った。だが、その一方で、そういった話をせせら笑うことで意固地に反発するボルソナロ派の人 ...

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新元号「令和」に新時代期待=深夜のTV発表待つ移住者も=30日に史料館7階再開館式

 1日、日本政府は平成に代わる新元号を「令和」と発表した。5月1日の新天皇ご即位に伴ない、新たな時代を迎える。日本最古の歌集「万葉集」に由来し、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという願いが込められている。日本古典から採用されたのは、今回が初めて。新元号発表はNHKを通じて生中継され、当地では発表を待ち侘びて夜更けま ...

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仏連=花祭りで甘茶かけ、土曜まで=6日は白象と稚児の行列も

 ブラジル仏教連合会(采川道昭会長)とリベルダーデ文化福祉協会(池崎博文会長、ACAL)が共催する「第53回花まつり」が1日から6日まで、サンパウロ市ガルボン・ブエノ街の大阪橋脇にある日本庭園で開催中だ。5日までは午前10時から午後4時まで、6日のみ午後1時まで。  お釈迦様の誕生日(4月8日)を祝う仏教の行事である同祭り。会場 ...

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今年も全伯虚子忌俳句大会=21日にリ・ピーレス会館で

 「第27回リベイロン・ピーレス全伯俳句大会」(村木アントニオ委員長、澤田エベッテ実行委員長)が21日午前10時から、リベイロン・ピーレス日伯文化協会(Rua Primeiro de Maio, 56)で開催される。参加費は50レ(昼食代含む)。  兼題は「虚子忌」「秋の声」「南瓜」「星月夜」「パイネイラ」、5句投句、5句選。 ...

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酉年会、親睦昼食会を7日に=最古の干支会、「申込み早めに!」

 ブラジル酉年会は「第21回親睦昼食会」を4月7日(日)午前9時半から、ブラジル日系熟年クラブ連合会館(Rua Dr Siqueira Campos, 134)で開催する。会費は男性50レ、女性・同伴者40レ。要申込み。  十二支の集まりのなかでは最古と見られ、毎回20~30人近くが集まる同会。出席者による様々な話が楽しめる他、 ...

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世界初、若手日系人意識調査=オンラインアンケートは15日まで

 世界各地域で若手日系人(18~35歳)を対象に実施されている「若手日系人調査」のオンラインアンケート(https://jp.surveymonkey.com/r/TNFNikkeiSurveyJP)が、今月15日で締切りとなる。所要時間は10―15分程度。日英西ポ4カ国語で回答可。  これは公益社団法人「日本財団」が実施するも ...

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大耳小耳

 俳誌『朝蔭』第473号が3月に刊行された。《爪に泥ためて農婦のお元日》(小村広江)の作者は富有柿で知られるピエダーデ在住。爪に入り込んだ泥は農家の勲章?! 《初刷の新聞待つも楽しみに》(湯田南山子)からは、邦字紙が年末から3日まで休刊になる間のじれったさが伝わってくる。邦字紙冥利に尽きる作品。《除夜の鐘合図に上る花火かな》(秋 ...

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特別寄稿=麻薬撲滅に向け取締まり強化=米国の麻薬調査報告書が警告=パラグァイ在住  坂本邦雄

 パラグァイの麻薬密売及び資金洗浄に関する、最近のアメリカ当局の壊滅的な報告書によれば、同国における諸般の犯罪行為の元凶は、汚職、法的免責、空域管理の欠如や検察局と国家警察それぞれの麻薬取締に対する不充分な予算にあると言う。  同じく、国境線の脆弱なコントロールや多額な為替送金の監視不備、それに怠慢で圧倒的に未熟な又は腐敗役職員 ...

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連載小説=臣民=――正輝、バンザイ――=保久原淳次ジョージ・原作=中田みちよ・古川恵子共訳=(74)

 けれど行くとしたら、ある期間、農作業から離れなければならない。畑の野菜も棉も栽培もできないので、金も入らないことになる。その上、二人の往復切符、宿賃、外食の経費、いくらあっても足りない。どのぐらいの期間向こうにいなければならないのだろうか?  金は少ししかなかった。往復の切符も買えないといった具合である。事情を盛一に打ち明けた ...

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