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《ブラジル》セアラー州=バス襲撃、爆破の暴動発生=モロ法相、国家治安部隊派遣へ

4日未明にフォルタレーザ市で焼き討ちに遭ったバスの残骸(4日付G1サイトの記事の一部)

4日未明にフォルタレーザ市で焼き討ちに遭ったバスの残骸(4日付G1サイトの記事の一部)

 ブラジル北東部のセアラー州では、2日夜からバス襲撃などの犯罪者による暴動が連続発生しており、セルジオ・モロ法相が国家治安部隊の派遣を認めたと3、4日付現地紙、サイトが報じた。
 2日夜、フォルタレーザ市で起きた2件のバス焼き討ち事件に始まった暴動は、3、4両日も止まるところを知らない。また、攻撃の範囲も州都やその周辺部から内陸部へ広がっている。
 バスや銀行、市役所、警察署、車販売店などの襲撃、爆破事件は4日朝までで45回を超え、フォルタレーザ市内のバスは運休が相次いでいる。また、3日の爆破事件で橋脚に甚大な被害が出たカウカイア市の橋は、崩壊の可能性もあり、3日から通行が禁じられている。
 一連の暴動は、新設された州刑務所管理局のルイス・マウロ・アウブケルケ局長が2日、同州の刑務所では今後、所属する犯罪組織別の収監者振り分けを行わない事や、刑務所内への携帯電話持ち込みを厳重に監視する事などを発表した事が原因と見られている。
 同州保安局諜報課によると、暴動の指示はフォルタレーザ市近郊のイタイチンガ市の刑務所から出ているという。刑務所管理局は3日に、同市の刑務所(予備拘留施設)で携帯電話を押収するための緊急監査を実施。緊急監査や超過密状態にある事に反発した収監者が施設内での暴動も起こしたが、幸い、脱走者や死傷者は出ていない。同施設には、リオ州が本拠の犯罪組織コマンド・ヴェルメーリョと、同州の犯罪組織グアルジアン・ド・エスタードの構成員が収監されている。
 同州のカミーロ・サンタナ知事はこの時点で、モロ法相に治安部隊派遣を要請したが、3日は、連邦警察や連邦道路警察、国家刑務所管理局が必要な措置を講じるよう指示が出るに止まった。
 だが、3日夜から4日未明にかけても、銀行や市役所、警察署前に停車中の車などへの放火や襲撃が繰り返されたため、4日朝、30日間の国家治安部隊派遣が承認された。
 なお、4日朝までに暴動発生が報告されている市は、フォルタレーザ、チングア、パカツーバなど、15市に及んでいる。また、現行犯など、40人が身柄を拘束されている。

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