ヴィニシウス・ジュニオル=レアルで初のリーグ戦フル出場=チームは敗戦も、個人の評価は上々

 スペインリーグレアル・マドリッド所属の18歳、ヴィニシウス・ジュニオルが、6日に本拠地サンチアゴ・ベルナベウで行われたレアル・ソシエダ戦で、リーグ戦では初の先発フル出場を果たした。

 左ウイングとして先発したヴィニシウスは、序盤から積極的なゲーム参加で攻撃を盛り立て、シュート6本、ドリブル6回はチーム最多だったが、得点はならなかった。

 試合はレアル・ソシエダが2―0で勝った。昨シーズンまでの大黒柱クリスチアーノ・ロナウドを失って以来、レアル・マドリッドは、この敗戦でリーグ5位に落ちるなど、調子が上がらない。

 試合後、ヴィニシウスはツイッターで「僕の今日の内容と、チームの勝利を取り替えたいくらいだ」とスペイン語で書き、チームファーストの姿勢を示した。

 ヴィニシウスのプレーを、スペインの主要スポーツ紙は絶賛。マルカ紙は「〃ヴィニ〃はベルナベウを魅了した。スピードも敵に向かって行く姿勢も申し分なかった」と賛辞を贈った。アス紙も、レアル最大のライバル、FCバルセロナの首位独走を引き合いにしながらも、「リーグ優勝の可能性は低くなったが、ヴィニシウスはやってきた」と記し、孤軍奮闘ぶりを称えていた。

 ヴィニシウスはここまでスペインリーグでは7試合に出場。1得点を決めている。(6日付グローボエスポルテより)