《ブラジル・リオ》ブラジル人女性格闘家、強盗を撃退=パンチ2発とキック1撃でたまらず降参

「鉄の女」の異名をもつポリアーナ・ヴィアナ(インスタグラム@polyanavianaより)

「鉄の女」の異名をもつポリアーナ・ヴィアナ(インスタグラム@polyanavianaより)

 リオ市西部のジャカレパグア地区で5日、偽の銃で脅して、携帯電話を奪い取ろうとした強盗を、ブラジル人の女性格闘家が見事に〃ノック・アウト〃するという事件が起こった。
 事件が起きたのは現地時間5日の夜8時頃で、強盗を返り討ちにしたのは、総合格闘技UFCストロー級のポリアーナ・ヴィアナだ。
 強盗は、自宅前でUberの車を待っていた彼女を見て近付き、時間を尋ねたが、時間を教えても立ち去らなかった。
 怪しく思った彼女が、携帯電話をベルトに挟んで身構えると、男は「その携帯をよこしな。銃を持っているから逆らわないほうがいいぞ」といい、銃に手をやるそぶりを見せた。
 「銃は本物じゃないように見えたし、たとえ本物だとしても抜いて撃つ時間がないと思った」と語るポリアーナは、素早く2発殴り、蹴りも1発お見舞いした。男があっけなく倒れたため、後ろから首を締め上げたところ、ポリアーナが推測したとおり、銃は段ボール紙で作った偽物だった。
 ポリアーナは、「強盗は抵抗を諦めて、『見逃してくれ』と頼んできたけど、『警察を呼ぶ』と言うと観念したようだった。私にもっと痛い目に合わされるんじゃないかと怯えて、おとなしいものだった」と振り返る。
 UFCのダナ・ホワイト会長は、所属ファイターの〃お手柄〃に喜び、ポリアーナと、彼女に殴られて顔を腫らした強盗の顔写真を並べてインスタグラムに投稿。さらに強盗を揶揄して「#最悪なアイデア」と書き込んだ。
 ポリアーナが強盗に襲われて撃退するのは今回が初めてではなく、これで2度目だ。ポリアーナは、「最初に襲われた時は相手が2人だったし、今回より危険を感じた」と語っている。(7日付msサイトなどより)