援協が新体制で1月定例会=創立60周年キャンペーン承認

発足した与儀新体制

発足した与儀新体制

 サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)は「1月定例役員会」を24日、援協本部ビルで開催した。19、20年の新執行部が発足してから初の役員会となった。
 議事及び報告では、日伯福祉援護協会の定款改訂、ならびに、援協創立60周年記念キャンペーンの実施が承認された。
 スザノイペランジャホームを所管していた同協会にあけぼのホーム、サントス厚生ホーム、カンポス桜ホーム、奄美事業所が移管されたことに伴って、役員を9人から14人に増員した。また、創立60周年を迎えるにあたって、与儀会長は「周年事業を祝うことも重要だが、日系社会、特に日系高齢者に直接的に裨益する活動をしたい」と方針を示した。
 その後、各委員会、各施設からの報告が行われた。福祉部は、昨年10月に開始された「第1回日系社会福祉団体フォーラム」に続き、2回目の開催すると報告。園田昭憲さんは「亡くなった後にどうなるのか不安を抱える独身高齢者も多い。人生を終える際の終活を共通テーマとして取上げる」と見通した。
 その他、3月にスザノイペランジャホームで催されるダリア祭りのため、ダリアの里と呼ばれる山形県川西町からダリア栽培専門家の五十嵐正孝さんが来伯。「ブラジルは一年ぶり。大きく綺麗な花を咲かせられるよう奮闘したい」と意気込みを語った。
 決算報告では、友好病院を除く12月度決算は、146万9793レアルの赤字を計上。友好病院を含んだ全体では、567万3309レの黒字となった。