東西南北

 30日付フォーリャ紙によると、ボルソナロ政権内で、ボルソナロ大統領が不在中にアミウトン・モウロン副大統領が代行をつとめたときに行った言動に対し、批判があがっているという。中でも、ボルソナロ家の息子のひとりは、「モウロン氏は大統領になる準備をしている」と2人の人物にもらしたとか。もっとも、モウロン氏の場合、イスラエル大使館の場所をエルサレムに移すことに慎重だったり、ボルソナロ氏の長男のフラヴィオ氏のスキャンダルへの見解で厳しいことを言うなど、より世論に近いことを言っている印象が強いが。政権内を冷静に客観視する存在はやはり必要では。
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 28日午後3時頃、サンパウロ市モノレール15号線のサンルーカス~ヴィラ・ユニオン駅間で、電力を供給する部品の一部が外れ、高さ15メートルのところで宙吊りになる状態が生じた。同線はこの影響で、29日朝8時10分頃まで減速運転を強いられた。同線では29日も午後11時頃、ジャルジン・プラナウト駅で空の車両同士が衝突する事故も発生。サンパウロ州は現在、一連の事故が起きた原因を調査中だ。工事が大幅に遅れている上、部分開通した区間で事故が起こるのでは市民の信用は得にくいのでは。
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 チリで開催中のサッカーのU20W杯南米予選は、29日から決勝リーグに突入。ブラジル代表はコロンビアと対戦したが、両チームとも得点がなく、0―0で引き分けた。同予選では、現在まで残った6チーム中、4チームまでがW杯に行ける。残り4試合、調子を上げてなんとか進出を決めたいところ。