新だるま=懐かしい祖母の味、妥協しない日本食=著名な料理人や非日系人も来店

 聖市メトロのアナ・ホーザ駅から歩いて5分以内の好立地にある「新だるま」。70年代にパウリスタ界隈のサンカルロス・ド・ピニャル街に創立し、約35年前に現在地に移った老舗レストランだ。以来、「おばあちゃんの味が食べられる」と日本人や日系人から愛されてきた。最近は、非日系人が上手に箸を使って食べる姿が目につく。
 同店では、本格的な日本料理と中華料理の両方が楽しめるのが特徴だ。和食では、一般的な寿司刺身も当然美味いが、火を通す「温かい料理」(pratos quentes)に特に強みがある。

品数もボリュームも満点な特別定食

品数もボリュームも満点な特別定食

 和食であればぜひ「特別定食」(160レアル)を注文したいところ。同店自慢の絶品料理の数々が一度に楽しめるので人気が高い。たとえば三種類盛りの新鮮な刺身、こってりと味の染み込んだナス味噌、サクサクの歯ごたえが自慢な天ぷら、季節によって旬の魚が楽しめる焼き魚。このおかずに、ふっくら炊き上がった白米と白味噌の味噌汁がつく。二人で食べられそうなぐらいボリューム満点の定食だ。
 中華料理であれば、店の一押しはブラジル人にも大人気の「焼きそば」(48レアル)だ。美味しく調理するコツは、麺にしっかりと焦げ目をつけること。また、歯ごたえのあるシャキシャキで具だくさんの野菜も美味しさのポイントだ。客からは「焼きそばの味比べをしたら新だるまが一番」と太鼓判を押されるという。

 日系人の夫と来店したエヴァンダ・アラウージョ・シミズさんも「この焼きそばは野菜が多くて風味も良い。他のお店と比べても美味しいわ」と絶賛した。
 客が感嘆する味は、二代目社長・三澤茂さん(二世)の妥協しない探究心の賜物だ。2005年9月に社長に就任し、良いと思うものを積極的に取り入れてきた。「食感がよくなかった天ぷらをサクッとさせるために粉を変えたり、焼きそばの麺や野菜の食感を工夫した」と三澤社長は話す。
 また、客の立場で考え、味の他にも座敷のある日本風の内装や写真が豊富なメニューにする等良いと思ったものはその都度改善していった。

三澤社長(中央)と従業員2人

三澤社長(中央)と従業員2人

 こうした姿勢は、三澤社長が飲食業界で働き続けるうちに身に付けた。「日本でもレストランで働いて、随分と味を覚えましたよ」と三澤社長。社長となった今でも現場に身を置き続け、人が足りない時は接客やレジ等もこなす。
 記者が「和食と中華の両方をだす店は珍しいのでは」と指摘すると、「実は中華から始まった店だから」という答えが返ってきた。最初は中華路線で5店舗まで拡大したが、パウリスタ界隈では中華料理が流行らなかったことから、日本食を取り入れ「だるま」という名前にした。その後は徐々に縮小して本店だけになり、現住所に移ったのを機に「新だるま」に変わって定着したのだという。

座敷もある日本風の内装

座敷もある日本風の内装

 今では平日には50~100人、休日には100~200人が訪れ、客足は絶えない。駐在員や著名な日本食の料理人も通う、懐かしい日本食を食べられる「新だるま」。ぜひ足を運んでみては。

Restaurante New Daruma

Tel:11-5579-2377 11-5549-8894
Email: contato@newdaruma.com.br
Localização:Av. Cons. Rodrigues Alves, 336 Vila Mariana Próximo a estação doMetrô Ana Rosa

HORÁRIO DE FUNCIONAMENTO
Aberto: De terças, quartas, quintas e sextas das 11:30 até 14:00 e 18:30 até 22:00
Aos sábados 11:30 até 15:00 e 18:30 até 22:00
Aos Domingos 11:30 até 15:00