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《サンパウロ市東部》ファヴェーラで火災、1人死亡 混乱の最中に軍警が暴行?

 23日、サンパウロ市東部のファヴェーラ(スラム街)で火災が発生し、住民1人が死亡する事故が起きた。同地は不法占拠地帯で、24日に予定された強制退去に反対する住民が抗議行動を起こし、軍警ともめたという。25日付フォーリャ紙が報じていた。

 火災発生の場所はラジアル・レステ近くのピーレス・ド・リオ街沿いのファヴェーラ・シメントで、午後7時半頃、何者かが火をつけた。

 この火災で、住宅数10軒が焼け落ちたほか、男性1人が重度の火傷を負った。男性はモオカ区の私立病院に運ばれたが、同日午後8時半頃に息を引き取った。

 放火犯と思しき男は24日未明に捕まったが、この人物の詳細はまだ明らかにされていない。

 証言者の話によると、同地区では24日に不法占拠者の強制退去が行われることになっており、立ち退き前夜の23日は住民たちがラジアル・レステにバリケードを組んで強制退去に反対しようとしていたところ、軍警が到着。火災発生直後で抗議行動の興奮が覚めやらぬ中、住民と軍警の間でもみ合いも発生。現場周辺を巡邏し始めた軍警の一部が、隣接するファヴェーラに移動しようとしていた人たちに暴行を加えたという。

 これまでに少なくとも4人が、軍警が住民に対して暴力的な振る舞いを行ったと証言している。

 

 

 

 

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