大耳小耳

 日本のプロ野球チーム、高知ファイティングドッグス(FD)は、来年6月にサルバドール在住のブラジル人、アレサンドロ・フレイタス・デ・ミランダさん(16)を研修生として受け入れる。同地の貧困地域のブラジル人が日本の野球団に入るのは初めて。FDは、これまでにも海外の若者に夢を与える活動を続けており、“ブラジル移民の祖”水野龍の孫、水野ジョナタン正一選手等の受け入れも行なってきた。今回研修が決まった少年は、貧困地域に野球場を建てた日本人夫妻の下で野球選手を志し、現在はJICAボランティアの高江直哉さん(28、兵庫)の指導するチームに所属している。「ブラジルでプロ野球選手という夢は、叶わない夢を見ているようなもの」と思っていたが、夢への一歩を踏み出す。近い将来、バイアーノの野球選手が誕生するかも!?

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 ジャパン・ハウス(マルセロ・アラウジョ館長)は、らーめんに関する講演会「Ramen ou Lamen?」を11日午後6時から、同館(Av Paulista, 52)で開催する。入場無料。入場券は、午後5時から受付にて配布される。高級日本食レストラン「藍染」の白石テルマシェフがモデレーターを務め、サンパウロ市でラーメン店を経営する「上々らーめん」「らーめん和」「博多一幸舎」など各店代表者が一同に集い、その事業や経験について意見を交わす。また、らーめんの語源やその歴史、日本や世界での流行最先端について語り合う。らーめん戦争がサンパウロ市で勃発するなか、熱い議論が期待できそう?!