東西南北

 9日、ブラジル・サッカー連盟は、6~7月にブラジルで開催されるコパ・アメリカでのセレソンの第2ユニフォームを発表した。それは、おなじみの黄色と緑のユニフォームの黄色の部分が白に、緑の部分が青になった、ちょっと懐かしい感じのものだ。それもそのはず、これは1952年までセレソンが使っていたユニフォームで、1919年にセレソンが初の国際大会で優勝してから100周年を記念した復刻版だという。1950年の自国開催W杯で起きた「マラカナンの悲劇」で着用されていたことで嫌われていたというが、今や14年W杯での1―7のショックの方が大きいから、白いユニフォームの方が人気が出るかも。
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 昨日から全国で「H1N1」「H3N2」「インフルエンザB型」の予防接種がはじまった。今年はインフルエンザの流行が早く、既に50人の死者が出ているため、例年より2週間早い実施となった。昨日からの「第一次」の対象は、出産後45日以内の女性や妊婦、生後6カ月~5歳の子供だ。22日からの「第二次」では、高齢者、医療関係従事者、先住民、教師、慢性疾患を抱えている人などが対象となる。接種期間は5月一杯。対象者は機会を逃さないようご注意を。
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 ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長は、2020年の年末までに道路に空いた穴を埋める作業を行うプランを宣言している。ただ、その「空いた穴の数」は実に約54万個。サンパウロ市がいかにこの問題で悩んで来たかがわかる数だ。市が51億レアルの予算を使って改修作業を行う予定だが、くれぐれも「予算の無駄遣い」にならないように。