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MAWARI=高級志向の日本式回転寿司=味と伯国一長いレーンで勝負

寿司のロゴマークが可愛い外観

寿司のロゴマークが可愛い外観

 握りたての艶やかな寿司が皿にのって、次々にベルトコンベアーを流れてくる。「ああっ、これも美味そう」と片っ端から食べていたら、気がつけば皿の柱ができていた…。
 「回転寿司は祖父(一世)のアイデア。日本を旅した時に思いついたそう。それがブラジルで当たったんです」。回転寿司レストラン「MAWARI」の経営者、北川ドウグラスさん(54、三世)が笑顔で語ると、35年来の友人である共同経営者の三宅アンジェロさん(53、二世)も微笑みながら頷いた。
 二人が最初に始めた回転寿司レストランは、2002年に聖市ビラ・サンフランシスコ区で開店した「Hiro」(現Hanabi)。「当時は回転寿司なんてなかった。伯国で初めてかも」と北川さん。
 14年には「MAWARI」が聖市ショッピングモルンビーの近くで開店。北川さん曰く、回転寿司のレーンは56mと「伯国一長い」。順調に売上を伸ばし、16年にはショッピング・ビラ・オリンピア内に二店舗目が開店した。

サービスの早さが人気な回転寿司

サービスの早さが人気な回転寿司

 日本では「安い、早い、美味い」が売りの回転寿司だが、当地では素材とサービスにこだわった高級志向が売り。日本の海苔に、北川さんがピニェイロス区の魚屋「Sasho」から毎朝仕入れてくる新鮮な魚が食材となる。
 回転寿司の皿は全部で6種類。黄(10レアル)、青(13・50レアル)、緑(17レアル)、赤(19レアル)、黄金(25レアル)、銅(31レアル)と皿の色によって値段が変わる。
 回転寿司はサービスが早いと伯人に好評。クリームチーズ入りのサーモン等の斬新なネタから赤身マグロ等の定番のネタまで種類も豊富だ。カウンターに座れば、伯人の料理人が目の前で握ってくれる。

種類も豊富でブラジル人に大人気

種類も豊富でブラジル人に大人気

 伝統的な日本食であれば「スペシャル定食」(67レアル)を試したいところ。同店自慢の新鮮な魚をたっぷり味わえる。たとえば甘みのある新鮮な刺身、こんがり焼き揚がったパリパリのサーモンの春巻き、旬の魚が味わえる焼き魚など。今の季節は、脂がたっぷり乗った絶品のアンショーバ(チリ産)が好評だ。これにサクサクの天ぷらがついた「まわり定食」(95レアル)も人気で、ボリューム満点なので二人で分けて食べるカップルもいるほど。

ボリュームたっぷりのまわり定食

ボリュームたっぷりのまわり定食

 今は北川さんが魚を仕入れているが、かつては三宅さんの両親が経営していたメルカード・ムニシパルの有名鮮魚店「三丸」で魚を仕入れていた。「子供の頃から手伝っていた」という三宅さんはそこで魚の目利きを学んだ。

共同経営者の三宅さんと北川さん(左から)

共同経営者の三宅さんと北川さん(左から)

 両店舗ともオフィス街に位置するため、昼食時はビジネスマンで賑わう。伯国の回転寿司の先駆けとも言える同店。ここでは、クリームチーズ入りの当地風の寿司と、「伝統的な日本食」が両方で楽しめる。一店で“二度美味しい”レストランといえそうだ。
 北川さんの祖父は回転寿司のアイデアを孫に伝え、三宅さんの祖父も鮮魚店を経営しながらも寿司を伯国に伝えるのが夢だった。祖父の夢を孫の二人が実現するべく邁進している。

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