■訃報■本紙パラー州通信員の下小薗昭仁さん

 【既報関連】本紙のパラー州通信員の下小薗昭仁さんが22日午前8時半、同州ベレンのアマゾニア病院で亡くなった。享年81。死因は肺炎の悪化によるもの。
 下小薗さんは1937年8月29日生まれ、鹿児島県伊佐市出身。20歳、1957年10月にアマパー州マザゴン植民地へ入植した。
 トメアスー総合農業協同組合勤務を経て、ベレンに移転。汎アマゾニア日伯協会理事、アマゾニア日伯援護協会理事なども務めた。09年6月に本紙通信員に就任し、たびたび現地から原稿を送っていた。
 浄土真宗西本願寺派で僧侶の修行をし、下小薗勝解(しもこぞのしょうげ)法務使となっていた。俳句でも活躍し、今年の「NHK全国俳句大会」でも俳号「秋風」で佳作にも入選していた。
 下小園さんは23日午前9時に、葬儀会社のグッドパックス社によってレカント・ダ・サウダデ墓地に埋葬された。