東西南北

 26日に行われた親派デモはそれなりに形となり、なんとか面目は保たれたボルソナロ大統領。だが、26日付のフォーリャ紙によると、デモの結果がどうであれ、もう既に、連邦議会でのボルソナロ氏の評価は、「議会との関係を悪化させ、国の統治はできない」と散々で、「大統領権限を小さくさせる」ための法案を準備しはじめているという。それは「予算案に行政を関与させない」「大統領令の数を制限する」の他、「議会制と大統領制の並列化」案まであるという。そうでなくとも、15日の教育デモの後、罷免を求める声も出始めてきている。大統領にはこの後、かなりの挽回が必要か。
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 24日未明、サンパウロ市西部ジャグアレーで、アパートの5階の窓から3歳の女児が投げ出されるというショッキングな事件が起きたが、奇跡的に命が助かった。少女はシーツに包まれた状態で投げ出されたが、駐車場に入ってきた車のフロントガラスにぶつかったため、背中に多少切り傷を負っただけで済んだという。また、少女を投げ出した後、自宅にこもった母親(29)は、消防の説得にも関わらず、自宅に放火し、飛び降りを試み、複数個所骨折で重傷。現在、親子で入院中だ。
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 26日のサッカーの全国選手権、コリンチャンスは本拠地イタケラでの対サンパウロ戦を、ペドリーニョが前半早々に決めたゴールを守りきり、1―0で勝利。これで3位に躍り出た。同選手権は第6節を終えた時点で首位パルメイラス、4位サンパウロ、5位サントスと、サンパウロ州4強が上位5チームのうち四つを独占している。