東西南北

 5月30日付本欄で報じた、サンパウロ州ソロカバの川辺で大学生ラファエラ・デ・カンポスさん(19)が遺体で見つかった事件に関し、軍警は5月30日夕方、パウロ・セーザル・マノエル容疑者(40)を逮捕した。同容疑者は強姦と強盗の罪で19年の実刑判決を受けた囚人で、5月12日の「母の日」に電子足環付での外泊許可が出ていたが、期限が過ぎても刑務所に戻らず、足環も外して逃亡していた。ラファエラさんが5月26日に奨学金を受けるための試験を終えた直後、同容疑者が彼女に近づく様子が大学の防犯カメラに残っていたことで捜査線上に上がっていた。囚人への外泊許可は度々批判の対象になっている。
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 サンパウロ市は5月30日、北部ヴィラ・マリアにあるジャニオ・クアドロス橋のセントロ方面行きの車線へのトラック乗り入れを禁止した。理由は、緊急に復旧工事を行う必然性が出てきたためで、向こう180日の間、トラックの乗り入れはできない。市によると、この橋が架かる道路を走るトラックが高さ制限を無視してぶつかる事故が繰り返し起き、橋梁4本に損傷が出ているという。同様の問題を抱えた橋は他にもありそうだ。
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 今日1日は、サッカーの欧州チャンピオンズ・リーグの決勝戦、イングランド同士の対戦となったリバプール対トッテナム戦が行われる。前者はアリソン、フィルミーノ、ファビーニョ、後者には準決勝でのハットトリックも記憶に新しいルーカス・モウラなど、ブラジル人選手も多く出場する。試合はブラジリア時間の16時からで、テレビ中継で観戦できる。