人口調査=ブラジルが1ランク下がり6位に=迫りくる少子高齢化の波

 2016年までは人口で世界第5位だったブラジルが、パキスタンに抜かれて6位に落ちたと、18日付現地紙が報じている。
 国連が17日に発表したところによると、2017年の調査の時点でのブラジルの人口は2億1100万人で、2億1700万人に到達したパキスタンに抜かれて6位に落ちたという。
 同調査によると、ブラジルの人口成長は2045年までは継続するものの、2億2960万人を境に、2046年からは減少に転じるという。2100年の段階では1億8100万人まで人口が減り、ランキングも11位まで落ちるという。
 ブラジルはここ数年、少子高齢化を指摘されはじめている。現時点での予測では、2050年には60歳以上の人口が29・4%となり、さらに、2100年には40・1%に達するという。
 また、1950年には0・3%しかいなかった80歳以上の人が現在は2%おり、さらに2050年には6・7%まで増えるという。
 なお、既に人口減少の始まっている日本は、今回のランキングで上位10傑から落ちて11位に転落。2100年には7500万人まで減ると報じられている。