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《ブラジル》ブルマジーニョのダム決壊は爆破が原因?=実施時間で証言にずれはあるも

ダム決壊で大量の鉱滓の直撃を受けたブルマジーニョの航空写真(Isac Nóbrega/PR)

ダム決壊で大量の鉱滓の直撃を受けたブルマジーニョの航空写真(Isac Nóbrega/PR)

 死者246人と行方不明者24人を出したミナス州ブルマジーニョでの鉱滓ダム決壊事故の当日(1月25日)、Vale社所有のコレゴ・ド・フェイジョン鉱山の坑道内で爆破が起きていた事を同州環境警察が明らかにしたと25日付G1サイトなどが報じた。
 同鉱山で爆発があった事はブラジル諜報部が事故直後に確認しており、他国のテロリストの仕業との噂も流れていた。
 だが、24日に開かれたミナス州議会の調査委員会(CPI)に出席した外注業者の技師、オオサワ・エイイチ氏は、爆破が起きたのは12時20~40分頃で、爆破時は現場の近くにいたと証言した。
 他方、Vele社の従業員で爆破の責任者だったエヂマル・デ・レゼンデ氏は、爆破が起きたのはダム決壊から約1時間後の午後1時33分で、爆発物が現場に残っているのは危険だと判断して爆破したと証言した。

事故直後の被災者捜索の様子(Ricardo Stuckert/Agencia Brasil)

事故直後の被災者捜索の様子(Ricardo Stuckert/Agencia Brasil)

 CPIでは既に、ダムの安全性などを審査していたTuvSud社が2018年に、爆破を行わない事や重量車両の通行を避ける事などを記した勧告書を出していた事を知っている。だが、レゼンデ氏は、そのような勧告が出ていた事は知らなかったと話している。
 Vale社は、鉱業界では爆破は付き物だし、TuvSud社からも採掘作業を中止するようにとの勧告は受けていなかったと釈明している。
 州議会のCPIは、Vale社が勧告を無視した、または現場作業員にその内容を伝えなかった事は、業務上の怠慢にあたると判断している。
 なお、連邦下院は25日、業務上の怠慢によるダム決壊は犯罪行為とする法案を可決。同法案は今後、上院に回される。

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