アリアンサのオンライン書店=北伯、北東伯からも注文入る

新しく立ち上げたサイト

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 日伯文化連盟(アリアンサ、吉田エドワルド理事長)は先月30日に、サンパウロ市ピニェイロス区にあるピニェイロス文化センターの宮坂国人講堂で、バーチャル・ブックストア(オンライン書店、サイト=http://acbj.commercesuite.com.br/)の完成を発表した。
 同プロジェクトは、アリアンサの生徒が教材や資料を手に入れにくいことから開始。アリアンサのパートナーであるコミュニケーションチームが、昨年12月から試験的に開始している。
 吉田理事長は「バーチャル・ブックストアの設立は、昔からの夢だった。前の経営陣の時から完成を待っていた」と述べている。

参加者らに説明する吉田エドワルド理事長

参加者らに説明する吉田エドワルド理事長

 同プロジェクトでは、僅か5カ月で約1千冊の本の販売に成功。前会長の大城幸雄氏は「国際交流基金の教科書『まるごと』が売上の約7割を占めている」と説明する。
 さらに、プロジェクト責任者のディエゴ・トレス氏は「アマゾンや北東伯地域など、想像していなかった場所から注文がありました」と驚く。
 また、ニッケイ新聞が刊行した『日本文化』の第2巻、第3巻や、日本文化紹介本『IZAKAYA ― por dentro dos botecos japoneses』等も多く注文が入っている。
 大城前会長は「今後も日本文化に関連する本の販売を拡大していきたい」と語っている。