《サンパウロ大都市圏》オザスコ市長と夫人が6月祭で火傷=焚き火点火の際に大炎上

 6月28日、大サンパウロ市圏オザスコのロジェリオ・リンス市長(ポデモス)が、参加した6月祭の最中に焚き火に点火したところ、爆発が起きて火傷を負う事故があった。6月29日~7月1日付現地紙が報じている。
 リンス市長はアリーネ夫人と共に、同市内のスポーツ・クラブ・コリンチャンス・パウリスタ大通りにある「クラブ・アリーナ・VIP」での市職員の6月祭に参加。一同が見守る中、会場中央の焚き火に点火をしようとした。
 すると、ピラミッド状に組まれた焚き火の台が点火の瞬間に爆発。大きな炎が上がった。
 この爆発で、市長夫妻は顔と腕、足に1~2度の火傷を負った。市長は体表面積の14%、夫人は8%に火傷を負い、搬送先の病院に入院した。傍にいたカメラマンら3人も火傷したが、軽傷で、既に退院した。
 オザスコ市警は翌6月29日、爆発の真の原因を追究すべく、捜査に乗り出した。
 リンス市長は6月30日、入院先の病院から動画メッセージを送った。動画に映った市長は、病室のベッドに横たわり、顔と腕を包帯で覆われた痛々しい姿だった。
 同市長は「命が助かっただけでも奇跡だ」と、心配してくれた人々への感謝の意を表明し、事故の原因が早く解明されることを強く願った。