G20大阪で日伯首脳会談=「貿易、投資促進したい」=日系社会の大きな役割確認

ボウソナロ大統領と安倍首相(外務省サイトより、内閣広報室提供)

 安倍晋三首相は、金融・世界経済に関する首脳会合(G20大阪サミット)出席のために訪日中のジャイル・ボウソナロ大統領との首脳会談を、日本時間の6月29日に大阪市内のサミット会場で行った。両者は両国間の幅広い分野の協力を推進する方向で一致し、「日伯両国の懸け橋としてブラジルの日系社会が大きな役割を果たしていること」で一致した。
 内閣府によれば、安倍首相はボウソナロ大統領の両国間の政策を評価し、「日伯インフラ協力会合などの対話の枠組みを活用し、今後両国の貿易・投資を一層促進したい」と発言。さらに「経済分野のみならず、治安、環境保全、教育など幅広い分野での協力の進展を歓迎する」と述べた。
 「NHK政治マガジン」サイト29日付によれば、両首脳は混乱が続くベネズエラ情勢について、早期の大統領再選挙を求める方向で一致した。ベネズエラ難民問題に関して、本紙8日付け《日本政府が4億円余りの支援=伯国のベネズエラ難民流入に》でも報じた通り、日本は最大で約4億円の無償資金協力をブラジルに行う方針だ。
 日本経済新聞30日付電子版によれば、ボウソナロ大統領は両首脳がアマゾン地域のレアメタル資源開発について協議したとツイッターに投稿。「ニオブやグラフェンの探索や利用を促進していく」と述べた。
 一方、日伯間に大きな課題案件がないためか、ブラジル・メディアは日伯首脳会談の中身に関してほぼ報じなかった。