文協桜まつり今週末から=400本の桜が咲き誇る

桜まつりの様子

 ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)は恒例の「第23回桜まつり」を6、7、13、14の4日間、午前10時から午後5時までサンパウロ州サンロッケ市の国士舘大学スポーツセンター(Estrada do Carmo, 801, Bairro do Carmo)で開催する。入場無料、駐車料30レアル。
 会場では沖縄桜、ヒマラヤ桜、雪割り桜など約400本の桜が見頃を迎える。
 当日は歌手の中平マリコさんによるショーや、剣道、太鼓などの伝統芸能が披露される。
 食のブースでは日伯両国に加え、ポルトガル、独料理、同市名産のワインが楽しめる。他、衣服やアクセサリーを扱うバザリスタも出店し、桜の苗木や農産物なども販売する。
 敷地内の体育館では、昨年の日本移民110周年関連イベントを写した写真展が開かれる。富士フィルム主催「文協写真コンテスト」も開催。桜や祭りの様子を撮影した写真を応募することで、後日文協で写真が展示され、入賞者にはカメラが贈呈される。
 家族連れでも十分に楽しめるよう、ホンダ・オートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダの協力により、子供用の遊び場も用意。滑り台などの遊具があり、交通ルールを教える教室も開かれる。教室に参加した子供は、おもちゃの車に乗って会場を移動できる。
 文協から会場までのバスも出ており、往復40レアルで利用可能。まだ空きがあるので早めの予約を。桜まつりに関する問い合わせは文協(電話=11・3208・1755)まで。

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 今週末から開催の文協桜まつりについて、案内に来社した水本セルソ典満専任理事によれば、会場に桜を新しく植樹する計画があるそう。希望者に桜の苗を買い取ってもらう形で、購入者は買い取った苗の様子を、ネットを通して見られるようにしたいとのこと。文協の資金調達にもつながり、購入者も「自分が買って植えた桜」として一層愛着をもてると水本さんは考えている。また、日本移民120年に向け、111年目には111本、112年目には112本と桜を植樹していく案もあるとか。国士舘スポーツセンターでは現在、原沢パビリオンの建設中で、周辺の道路も整備中。長期的にみて盛り上がりを見せそうな場所。この桜植樹プロジェクトでさらに関心を高められるか。