日本祭り=JETROが日本産コメPR=おにぎり作り体験、和牛試食も

来社した大久保所長と山本さん

 JETROサンパウロ事務所(大久保敦所長)は、ブラジル市場で初めて日本産のコメ・コメ加工品の販路を拡大するために、「第22回日本祭り」でPRのブースを設ける。
 JETROの山本祐也さんによれば、ブラジルには日本産の精米されたコメが、ここ数年以上輸入されていないことから、この導入拡大事業の実施が決定した。まずは今回の日本祭りで、日本産コメ・コメ加工品に対する来場者の反応を調べる。
 ブースでは、著名パティシエのクリスチーナ・エグチ氏による「日本産米を使ったおにぎりワークショップ」を実施。日本産精米の特徴や包装米飯の利便性を語る講演会や、日本産包装米飯を使ったおにぎり作り体験を行う。おにぎりは、塩のみで素材の味を楽しめる。
 また、JFC社と協力し、新潟県産の包装米飯の試験販売も行う。包装米飯は、日本で炊飯後のご飯を容器に無菌包装した米飯類のこと。日本の水で炊いた本格的なブランド米が、電子レンジで温めるだけで簡単に食べられる。会場では、200グラム15レで販売を予定している。
 「おにぎりワークショップ」へ参加した人には、日本産和牛の試食も提供する。山本さんによれば、日本産和牛は今年3月に輸入開始した後、物珍しさもあって飛ぶような売れ行き。6月には約1トンを輸入し、3時間ほどで購入予約打ち切りになったという。
 案内に来社した大久保所長、山本さんは「まずは美味しいおにぎりを味わいに、是非ジェトロブースまでお越しください」と呼びかけている。