東西南北

 今回、ヴェージャ誌を通じて大きく報道された「ヴァザ・ジャット」報道の中に、クーニャ氏やブンライ氏に関してほど深刻なものではないが、国民の多くが気にしそうなものがある。グローボ局の名物司会者ファウストンと会ったモロ氏が、そこで得た「人前で話すためのアドバイス」を、ラヴァ・ジャット捜査官に「裁判の際の心得」として教えていた、というものだ。ファウストンは報道系ではなく、バラエティ系司会者なので、接触自体を取り沙汰する必要はないだろうが、多くの人がそれ以上に気にしたのは、ファウストン自身がモロ氏との面会に関して肯定したこと。漏洩内容を否定したいモロ氏にとっては痛い。
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 4日、南からの寒冷前線がサンパウロ大都市圏内に、7月としては極めて珍しい、長く強く降る雨をもたらした。カンタレイラ水系では、7月の月間平均降水量の約1・5倍の74ミリという、夏に降ってもすごい量の雨が、たった1日で降った。6月は少なかった降水量を、一気に挽回した形だ。この後は雨は止むようだが、その代わりに週末は気温が下がり、最低気温が10度以下の日が続くとか。くれぐれも、風邪などひかぬよう。
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 明日はいよいよサッカーのコパ・アメリカの決勝、ブラジル代表対ペルー代表戦が行われる。大きな大会での優勝となると、リオ五輪の時以来となるが、コパ・アメリカとしては12年ぶりと久しぶりのこと。今後への勢いのことも考えて、ここは手堅く優勝を決めたいところだ。試合はマラカナン・スタジアムで午後5時から。グローボ局で生中継される。